政府は、2019年5月の皇太子さまの即位を受け、同年10月に予定されている「即位の礼」の当日を休日にする方向で検討に入った。

 休日とすることで国民的な祝賀行事としたい考えだ。天皇陛下の退位に伴い、天皇誕生日でなくなる12月23日を祝日として残すかどうかは慎重に検討する方針だ。

 政府は退位と即位に伴う各行事のあり方を検討する式典準備委員会(委員長・菅官房長官)で3月中旬頃に基本方針をまとめた後、即位の礼の具体的な日程や内容を詰める。休日化する場合、年内に関連法案を提出する方針だ。

 1990年11月12日に行われた天皇陛下の即位の礼では、即位を公に宣明する「正殿の儀」に首相、閣僚や各国の元首ら約2200人を招いたほか、皇居宮殿から赤坂御所(現・東宮御所)まで陛下がパレードする「祝賀御列の儀」が行われた。月曜日だった当日は臨時の休日とし、土日とあわせて3連休となった。

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