池田市が無料配布しているマンホールカードが人気を集めている。昨年12月9日から阪急池田駅前の市観光案内所(同市満寿美町)で配布を始めたところ、約1カ月で千枚を突破した。案内所が週末も開館し、駅前で立ち寄りやすいことや、カラフルなデザインであることが、ファンに受けているとみられている。関東や四国など遠方から取りに来る人もいるという。 マンホールカードはマンホールの蓋をかたどったもので、国や下水道関連団体などでつくる「下水道広報プラットホーム」が企画。縦9センチ、横6センチで、全国の自治体が作製し、無料配布している。平成28年4月に配布が始まり、これまでに全国252自治体が293種類を作製している。

 池田市は、市の花の「サツキツツジ」、市の木の「クスノキ」、市の鳥の「ヤマバト」などを組み合わせたマンホールを市内各地に設置。マンホールカードでもこのデザインを採用し、4千枚を作製した。

 市によると、マンホールカードはコレクターが増加しており、カードをもらって実際のマンホールを撮影するファンもいるという。

 近隣の自治体もマンホールカードを作製。豊中市は上下水道局で配布したが、2千枚のカードがほぼなくなるのに1年以上かかり、市役所で配布した東大阪市では28年度1年間で配れたのは約2千枚だったという。

 池田市上下水道部の担当者は「配布するのに1年かかると思っていたが、予想を上回るペース」と驚いており、「増刷や新たなデザインのカード作製を検討する」と話している。

 池田市観光案内所(電)072・737・7290は午前9時半〜午後4時半開館で、火曜休館。カードは一人1枚。(張英壽)


産経ニュース 2018.2.11 07:05
http://www.sankei.com/region/news/180211/rgn1802110046-n1.html