楽天が13日発表した2017年12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期の2.9倍の1105億円だった。
クレジットカードなどの金融部門が伸びた。投資先である海外の「ライドシェア(相乗り)」サービスの好調に伴い計上した評価益も寄与した。

売上高にあたる売上収益は21%増の9444億円だった。グローバルの流通総額は12兆9000億円と21%増加。
「楽天市場」を含む電子商取引(EC)事業の流通総額は1割超伸びた。

クレジットカード「楽天カード」の会員数が増え、カードのショッピング取扱額は2割強伸びた。

営業利益は90%増の1493億円だった。クレジットカードを主力とする金融部門のセグメント利益は1割増加。
一方、EC事業は減益だった。販促費ががさみ、爽快ドラッグなどの買収効果で補えなかった。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL13HJ5_T10C18A2000000/