こいつを訳してみた
https://aviation-safety.net/database/record.php?id=20180211-0

サラトフ航空703便、アントノフAn-148は、ロシアのステパノフスコエ近郊の
地表に激突して破壊され、65人の乗客と6人の乗組員が死亡した。

航空機はモスクワのドモジェドヴォ空港の滑走路14Rから14:21(11:21UTC)に
離陸した。ドモジェドボ空港の出発時間における天候は、明るい降雪で、
視程は2,100m。気温は-5℃、雲量はovercast、雲底は2600フィート。

 州際航空委員会は、出発前に3つのピトー管ヒーターが作動していないと
述べた。

 離陸後、高度425-490フィート(130-150m)でオートパイロットがオンになった。
航空機が高度1800フィート(550m)に上昇した後、フラップが上昇した。

 離陸約2分30秒後、高度約4265フィート(1300m)、251-254ノット(465-470km/h)で
機長側と予備の対気速度計に差異が見られた。副操縦士側のパラメータは
フライト・データ・レコーダーに記録されていない為不明。高度の指標に有意な
差は無かった。更に25秒後、差異は約16ノット(30km/h)に達し、機長側の
スピードが上昇した。

 約50秒後、高度約6560フィート(2000m)、予備の対気速度計の対気速度は
高くなり、機長の対気速度計は低下し続けた。

 フライトクルーはオートパイロットを解除した。機長側の対気速度は引き続き
減少し、予備の対気速度計は291-302ノット(540-560km/h)を示した。
オートパイロットが解除されてから約50秒後、飛行高度は5580-6230フィート
(1700-1900m)になり、垂直荷重は1.5〜0.5gの範囲であった。その後、航空機は、
機長側の対気速度が0ノット(0km/h)、予備の対気速度が107ノット(200km/h)で
急降下した。ピッチ角は-30〜-35度に減少し、垂直荷重係数は0gとなった。

 航空機は14:27:05頃に雪原に衝突し、崩壊した。地面に衝突する前、予備の
対気速度計は432ノット(800km/h)に上昇し、機長の対気速度計はまだ0ノット
(0km/h)と表示されていた。