警察庁は15日、昨年1年間に起きた75歳以上の高齢ドライバーの死亡事故は、前年比41件減の418件だったと発表した。

 記録の残る1990年以降、減少数は最も多かった。昨年3月に認知症対策を強化した改正道路交通法が施行され、免許返納が増えるなどしたためとみられる。

 75歳以上の死亡事故は過去10年、400件台で推移。2012年以降は450件を超えていた。昨年の死亡事故全体に占める75歳以上の割合は12・9%で、過去最多だった16年から0・6ポイント減少。10万人当たりの死亡事故は7・7件で、75歳未満(3・7件)の2倍以上だった。

 ガードレールなどへの衝突が88件で最も多く、車同士の出合い頭の衝突が次いで67件。原因別では、ハンドル操作やブレーキとアクセルの踏み間違いなど操作ミスが130件で最も多かった。

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2018年02月15日 18時26分
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