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2月15日 16時18分
今週のレギュラーガソリンの小売り価格は、2週連続で横ばいとなり、上昇傾向に歯止めがかかりました。一方、灯油の価格は厳しい冷え込みによる需要の増加などで21週連続の値上がりとなりました。

資源エネルギー庁から調査を委託された石油情報センターによりますと、13日時点のレギュラーガソリンの小売り価格は、全国平均で1リットル当たり144.9円で2週連続で横ばいとなりました。

ガソリン価格は、原油価格の上昇を背景に去年9月から上昇傾向が続いてきました。
しかし、アメリカのシェールオイルが増産されるという見方から原油価格が下落に転じたことや、円高が進んで原油の輸入コストが減少していることにより、値上がりに歯止めがかかった形です。

一方、灯油の店頭価格は、厳しい冷え込みによる需要の増加などから21週連続の値上がりとなり、全国平均で18リットル当たり1586円でした。

石油情報センターは「世界的な株安により、投資家がリスクを回避するため、原油の先物市場から資金を引き上げる動きも見られ、原油価格は一段と下落している」と話し、来週のガソリンと灯油の価格が値下がりするという見方を示しています。