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2月17日 15時54分東日本大震災
来月に発生から7年となる東日本大震災の記憶の風化を防ごうと、被災地の現状を伝え、今後の支援につなげていくためのフォーラムが都内で開かれました。

このフォーラムは、東京都と青森・岩手・宮城・福島の4県が企画しました。

はじめに、東京都の小池知事が「ピョンチャンオリンピックの次は東京オリンピックだ。競技会場のある被災地の復興した姿を世界中に見ていただける大会にしたい」とあいさつしました。

4県を代表して出席した宮城県の村井知事は「今なお応急仮設住宅や県外の避難先で不自由な暮らしを余儀なくされる方々がいて、復興は道半ばだ。被災地の現状について伝え続けることが大変重要だ」と述べました。

このあと、復興に取り組む人たちの講演が行われ、宮城県石巻市にある、漫画家の石ノ森章太郎の資料を保管する施設の木村仁さんは、マンガを使いながら、津波で大きな被害に遭った当時の様子を振り返りました。

木村さんたちは、施設の営業を再開してからアニメソングのイベントを開くなど石巻市に人を呼び込む取り組みを続けていて、「被災地に足を運んで、新しい発見をしてほしい」と訴えました。