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てんぐのような鼻を持つテングザルは、鼻が大きく長いほど繁殖能力が高いとみられ、体格も良いとの研究結果を京都大の香田啓貴助教や中部大の松田一希准教授らのチームがまとめ、21日付の米科学誌電子版に発表した。霊長類の雄に見られる「男らしさ」の進化過程を解明するのに役立つ成果という。

チームは「鼻の大きさという見えやすいシグナルで、雄は互いの強さを間接的に認知し、雌を巡る無駄な争いを回避していると考えられる」としている。

テングザルは東南アジアのボルネオ島の沿岸や川沿いの密林などに生息し、雄だけが特徴的な鼻を持つ。雄1匹と複数の雌、子で群れをつくる。

2018/2/22 05:52
共同通信
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