ひきこもり経験のある女性を対象にした調査「女性のひきこもり・生きづらさについての実態調査」で、5割近くが5年以上の期間に上ることが分かった。
年代では30代以上が7割を超えることも判明。女性のひきこもりが長期に及び、比較的高齢の経験者の存在が顕在化した。

調査を行った一般社団法人ひきこもりUX会議(横浜市)は「自分の将来に不安を抱えていても相談に行けず、
ひきこもりの状態で介護を担っている女性も多い」と事態の深刻さを指摘している。

同団体によると、ひきこもりの期間は「10年以上」が25・8%、「5〜10年」が23・6%。
年代別では「30代」と「40代」がともに33・6%で最も多く、「50代以上」も10・2%に上った。「20代」は20・6%だった。

また、既婚者が25・3%を占め、そのうち52・0%が「現在ひきこもっている」と回答した。
多くが主婦とみられ、15〜39歳を対象とした内閣府の調査ではひきこもりと定義されない年代や職業の層にもひきこもり経験者がいる実態が浮かび上がった。

同団体によると、対象を女性に絞ったひきこもりの調査は全国初。昨年9〜12月に行われ、15歳から60歳までの369人が回答した。
調査結果は、25日に東京都内で開かれる「ひきこもりUXフェスvol.2」で発表される。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180224-00024132-kana-l14