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2月28日 1時38分
去年、愛知県岡崎市の東名高速道路で乗用車5台が追突した事故で、警察は19歳の大学生の運転する車が前方の車に急接近するなどの、いわゆる「あおり運転」をしたことが事故につながったとして、暴行の容疑を適用して大学生を逮捕しました。調べに対して容疑を一部否認しているということです。

去年11月、愛知県岡崎市の東名高速道路の上り線で、乗用車5台が次々と追突する事故がありました。

警察がドライブレコーダーなどを調べたところ、岐阜県各務原市に住む大学生の19歳の少年が運転する車が、前方を走る50歳の男性の運転する車に、急接近やパッシングをしたほか、追い抜いたあとに急に減速するなどの「あおり運転」をしていたということです。急な減速の結果、男性の車は急停止し、後続の車が次々に追突したということです。

男性などにけがはありませんでしたが、警察は「あおり運転」が事故につながり、重大な被害が起きるおそれがあったとして、暴行の容疑を適用して27日夜、少年を逮捕しました。警察によりますと、調べに対し急接近などの行為は認める一方、「後続の車が急停車するほどの急な減速はしていない」と供述し、容疑を一部否認しているということです。

「あおり運転」をめぐって警察庁は先月、悪質なケースについては暴行罪の適用も検討するなど、あらゆる法令を駆使して捜査を徹底するよう全国の警察に通達を出しています。