2/28(水) 22:08配信
朝日新聞デジタル

 自民党憲法改正推進本部は28日、安倍晋三首相(党総裁)が打ち出した憲法への自衛隊の存在明記をめぐり、戦力の不保持と交戦権の否認をうたった現行の9条2項を維持する改憲案を作成する方針を決めた。細田博之本部長が同日に党本部で開かれた全体会合で、2項維持の条文案を3月中旬に示す方針を表明した。

 2項を維持するか削除するかは党内論議の論点となっており、28日もこの論点を中心に議論が進んだ。

 「『憲法学者の中では(自衛隊が)違憲だ』という状態を少しでもなくすことが大事だ」(佐藤正久・外務副大臣)など出席者からは2項維持を前提とした意見が相次いだ。1項と2項を残して自衛隊を明記する案は、「自衛隊が違憲だという論争がある状況に終止符を打ちたい」という首相提案に沿ったものだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180228-00000084-asahi-pol