3月上旬に米東海岸を暴風が襲った。ワシントン・ダレス国際空港に着陸した旅客機は激しい強風で機体が揺さぶられ、パイロットも酔うほどの揺れだったという。こんなとき、「安全な着陸」が至上命題となるコックピットでは、いったい何が行われているのか。その“芸術的”ともいえる着陸技術に迫った。

今度、飛行機の旅で文句を言いたくなったら(そう、次に飛行機に乗るときだ)、3月2日にワシントン・ダレス国際空港に着陸しようとした、あるパイロットからの報告を思い出してほしい。物事を広い心で受け入れられるようになるはずだ。

「降下中の揺れが激しい。機内のほぼ全員が吐いた。パイロットも吐きそうだ」

この悲惨な国内線ボンバルディア機内の掃除を任された清掃クルーたちは、米国東海岸を襲ったノーイースター(米北東部やカナダ大西洋沿岸を襲う嵐。強い北東風を巻き込んで発達する温帯低気圧)による犠牲者のうち、ほんの一部でしかない。

風速30mにもなる、この猛烈な強風は大規模な停電を引き起こし、鉄道や橋は運休や閉鎖を余儀なくされた。そして飛行機は、まるでベビーベッドの上で赤子をあやすモビールのごとく、激しく揺れたのだ。



長いので続きはソースで
産経ニュース(WIRED) 2018.3.10 17:26
http://www.sankei.com/wired/news/180310/wir1803100001-n2.html