宮内庁は19日、天皇、皇后両陛下が奈良県橿原市の橿原神宮に銅鏡を贈られたと発表した。両陛下は神武天皇の没後2600年とされる2016年、神武天皇をまつる同神宮などを参拝した。同庁によると、その際に両陛下が鏡を贈る意向を示したという。

 鏡は青銅製で直径約24センチの円形。京都市の鋳物工が制作し、鏡背に八咫烏(やたがらす)などの文様がある。

 鏡に付けるひもや鏡箱もあわせて贈られた。ひもなどに、皇后さまが皇居内の養蚕所で育てた日本古来種の蚕「小石丸」の絹糸が使われたという。【山田奈緒】



毎日新聞 2018年3月19日 18時58分
https://mainichi.jp/articles/20180320/k00/00m/040/049000c