http://sp.yomiuri.co.jp/economy/20180401-OYT1T50003.html

農林水産省がまとめた福島県産の農産物などの流通実態調査で、2011年の東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故の直後に比べて価格が回復傾向にあるものの、震災前の水準には戻っていないことがわかった。

 調査は20品目を対象に実施した。全国平均比で、11年度の福島県産の牛肉は29・4%安(10年度は4・3%安)、モモは42・8%安(同5・9%安)だった。

 16年度は、牛肉は9・3%安、モモは19・6%安だった。キュウリなど一部の福島県産品は震災前と同水準の価格に戻りつつあるが、回復していないものも多かった。