日本体育協会(日本体協)は4月1日、「日本スポーツ協会」に名称変更した。初代会長の嘉納治五郎が1911年に大日本体育協会を創設して以来、100年以上も使用されてきた「体育」の言葉が消える。47都道府県体協では群馬県が2011年に群馬県スポーツ協会に変更して先駆けとなったが、宮城、新潟、福井、滋賀、愛媛の5県も同日に改称。全国に流れが拡大しそうだ。

 講道館柔道の創始者でもある嘉納は「スポーツは極めて教育的な営み」と考えて「体育」を推進した。しかし1964年東京五輪を契機に「スポーツ」という言葉が学校体育の枠を超えて広がり、2015年にはスポーツ庁が発足。

2018/4/1 00:30
共同通信
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