金沢市杜の里小3年の加藤修至(しゅうじ)君(もりの里2丁目)が、沖縄県・八重山(やえやま)諸島の黒島でカマキリの希少種「ウスバカマキリ」を見つけた。同諸島の石垣島、西表(いりおもて)島、波照間(はてるま)島、与那国島では生息が確認されていたが、黒島では初確認となる。

 ウスバカマキリは白山市の県ふれあい昆虫館で標本を作製、学芸員の渡部晃平さんが4月1日発行の専門誌「月刊むし」で、新たな生息確認事例として紹介した。

 同館によると、ウスバカマキリは絶滅危惧種で、国内での確認例が少ないため、環境省レッドデータブックに「情報不足」と記載されている。

 加藤君が見つけたのは体長約62ミリだった。前足の黒や白の斑紋が特徴となっている。加藤君は昆虫採集が好きで、昨年7月に家族で黒島を旅行した際、道端に珍しいカマキリがいるのに気付いた。

 加藤君は「自分が見つけたカマキリが雑誌に載って、うれしい。将来は昆虫の研究者になりたい」と話した。

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