http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180405/k10011391771000.html
認知症について専門知識を持った薬剤師がいる薬局を「認知症対応薬局」として認定し、症状の出始めた高齢者に医療機関への受診を勧める取り組みが福島県内で始まりました。
この「認知症対応薬局」は住民の高齢化が進む中、福島県が独自に導入したもので、研修を受けた薬剤師が認知症の症状を早期に発見して医療機関の受診を勧めたり、生活を支援する地域包括支援センターを紹介したりします。

福島市や郡山市、それに会津若松市など6つの市の合わせて98か所の薬局が今月1日、「認知症対応薬局」に認定されました。

このうち、福島市瀬上町の薬局には専用の情報コーナーが設けられたほか、認知症について説明するパンフレットも置かれています。

福島県によりますと県内の65歳以上の高齢者のうち、認知症患者は去年10月時点で15%に当たる8万4000人以上と推計されるほか、軽度の認知障害があるいわゆる「グレーゾーン」に当たる人は7万3000人以上いると見られるということです。
4月5日 14時46分