兵庫県は5日、姫路、たつの、赤穂の3市で採取したアサリやマガキから基準値を超える麻痺(まひ)性貝毒を検知したと発表した。同日から3市と、隣接する相生市の沿岸でアサリなどの二枚貝の採取を禁止し、関係漁協には出荷を規制する。大量に食べた場合、呼吸麻痺などが起きる可能性があるという。

 県によると、貝毒は毒性のプランクトンを二枚貝が食べて体内に毒を蓄積することで発生する。潮干狩りをする人に対しては看板を設置するなどして、採取しないよう呼びかけている。

 貝毒は3月にも芦屋市と洲本市で検知され6市で採取禁止となっており、これで県内の計10市で採取が禁止されたことになる。

2018.4.6 10:17
産経WEST
https://www.sankei.com/west/news/180406/wst1804060019-n1.html