◆AT小型二輪、最短二日で免許 警察庁、教習受講の上限引き上げ検討

警察庁は5日、普通免許保有者がクラッチ操作の必要がない125t以下のオートマチック(AT)限定二輪免許を新たに取得する際、これまで最短でも3日間必要だった教習期間を2日間にする方針を明らかにした。
1日に受講できる教習の上限を増やすという。7月ごろの施行を目指しており、教習所によっては週末だけで修了することも可能になる。

警察庁によると、普通免許保有者は技能教習8時限と学科教習1時限を受ける必要がある。
技能教習は現在、1日当たり第1段階(基本操作・走行)が2時限、第2段階(応用走行)は3時限に制限されている。
1日合計も3時限までしか受講できない。

改正案は技能教習について、この上限を緩和し、それぞれ1時限ずつ引き上げる。
1日最大4時限まで受けられるようになり、最短2日間で全ての教習が修了可能になる。
今後、道交法施行規則の改正案を公表し、一般から意見を募集する。

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日刊工業新聞 2018/4/8 07:00
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00468862?twinews=20180408