獣害防止で薬草「大和当帰」栽培

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180409/1040002242.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

シカやイノシシなどが農作物を食い荒らす被害が相次いでいる甲府市の山あいの畑で、
獣害を防ぐために野生動物が好まないとされる薬草を栽培する試みが始まりました。

甲府市の山あいに位置する上帯那町は、畑のたまねぎやじゃがいもなどが
シカやイノシシなどに食い荒らされる被害が深刻になっています。
このためJA甲府市は、野菜の代わりに野生動物が好まないとされる
「大和当帰(やまととうき)」という薬草を育てることで、獣害を防ぐ試みを始めました。

9日は本格的な栽培に向けた試験栽培の苗植えが行われ、地域の農家の人など
およそ20人が地区の畑に集まりました。
農家の人たちは北杜市の農業法人の担当者に苗の植え方を教わったあと、
15センチほどの苗、およそ1000本を1本1本植えていきました。

「大和当帰」は葉の部分がセロリに似た香りのする薬草で、根の部分は
血行障害や冷え性などに効く漢方薬の原料として用いられます。

9日に植えた「大和当帰」は秋に収穫され、JA甲府市は試験栽培の結果を踏まえて来年以降、
「大和当帰」の栽培を本格的に実施するかどうか検討することにしています。

JA甲府市の萩原爲仁代表理事専務は
「大和当帰の栽培は農家の所得を増やすことにもなるので
組合員と協力して本格栽培につなげたい」
と話していました。

04/09 17:47