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4月16日 20時49分
14日、伊勢神宮近くでバスが接触した石灯籠の一部が落下して歩行者が死亡し、三重県は、神宮周辺に多数ある灯籠のうち、老朽化したものは7月までに撤去することを決めました。

14日の朝、伊勢神宮に近い、伊勢市楠部町の県道で、バス停に止まろうとした路線バスのサイドミラーが道路脇の石灯籠に接触して上の部分が落下し、直撃を受けた81歳の男性が死亡しました。
男性は散歩でこの場所を通りかかったということです。

三重県によりますと、伊勢神宮の周辺には500基を超える石灯籠が設置されていて、安全のため老朽化したものを毎年2月に撤去していますが、今回、事故が起きた灯籠は上部が接着剤で固定されていて、県の調査では直ちに撤去が必要だとは判断されていなかったということです。

ただ、ことしは7月に高校総体が行われ大勢の人が訪れることから、県は今年度の撤去作業を、来年2月まで待たず、7月までに前倒しして実施することを決めました。

三重県伊勢建設事務所の前田剛管理課長は「遺族の方にお悔やみ申し上げます。大至急調査を行って危険なものは撤去したい」と話しています。

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