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4月23日 4時58分
G7=主要7か国外相会合が日本時間の22日夜、河野外務大臣らが出席してカナダのトロントで開幕しました。河野外務大臣は、北朝鮮が核実験の中止などを表明したことも踏まえ、非核化を確実に実現するよう、最大限の圧力を継続しながら北朝鮮の動向を見極める必要性を強調し、各国との連携を確認したい考えです。

G7外相会合では、化学兵器の使用が疑われるアサド政権に対し、アメリカなどが軍事攻撃を行ったシリア情勢の安定化や、ロシアの関与が指摘されるイギリスで起きた元スパイ暗殺未遂事件への対応などをめぐって意見が交わされています。

また、南北や米朝の首脳会談を前に、北朝鮮が核実験やICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験の中止などを表明したことを踏まえて、北朝鮮への対応をめぐっても協議が行われています。

河野大臣は、北朝鮮の方針を評価する一方、国際社会が求める内容とは依然差があるとして、非核化を確実に実現するよう、最大限の圧力を継続しながら北朝鮮の動向を見極める必要性を強調することにしています。

また、拉致問題についても、北朝鮮に拘束されている3人のアメリカ人などとともに、国際社会の人権問題として早期解決への協力を要請し、各国との連携を確認したい考えです。