和歌山県古座川町が募集している「地域おこし協力隊」の応募者が、期日の4月末までゼロだった。町は募集期間を5月末まで延長する。昨年12月に募集を開始し、延長は2回目。協力隊員には新しく設立する観光協会の運営管理を担ってもらいたいという。

 町は昨年12月15日〜今年2月2日、観光協会の事務員として古座川町の魅力を発信する協力隊員1人を募集した。応募がなかったため、4月末までをめどに募集期間を延長していた。

 町や総務省関連のホームページ、移住相談のイベントなどを通じ広報し、数件の問い合わせはあったが、最終的に応募者は1人も現れなかった。

 隊員には設立を計画している古座川町観光協会(仮称)で、観光振興の企画や情報発信をしてもらう予定。町は県内30市町村で唯一、観光協会がなく、立ち上げに携わることになる。

 協力隊は2009年度に始まった総務省の制度。人口減少や高齢化が進む地域に、都市部をはじめとする地域外の人材を受け入れ、活性化を目指す。

 総務省によると、09年度に31だった実施自治体は、17年度には997に増えた。その分、隊員の獲得競争は激化している。県が3月に東京で開いた協力隊員募集の説明会も参加者は1人だったという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180503-00351346-agara-l30
募集要項
随時募集!!〖和歌山県古座川町〗地域おこし協力隊募集! 古座川町観光協会(仮称)事務員

・古座川町観光協会(仮称)事務局の運営管理業務及び事務全般
・観光振興事業の企画・実施
・観光情報の集約・発信
・町内外の観光イベントへの参加
・その他、観光協会の目的達成に必要な業務

募集対象

(1)年齢
平成30年4月1日時点で満22歳以上満40歳以下の方。
(2)住所
生活の拠点を、三大都市圏をはじめとする都市地域等(過疎地、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)から和歌山県古座川町に移し、かつ住民票を移動できる方。
(3)普通自動車免許を有する方。
 ※活動用の自動車は用意しますが、日常生活を送る上で自家用自動車が必要となります。
(4)地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格事項に該当しない方。
(5)パソコン(ワード、エクセル、パワーポイントなど)を日常的に利用されている方
(6)心身ともに健康で、地域の特性や風習を尊重し、地域住民と積極的にコミュニケーションを図ることが出来る方
(7)任期終了後も引き続き定住する意志のある方

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