5日夜、山梨県の笛吹市消防署西部出張所に勤務する30代の男性職員が、部外者の立ち入りが禁止されている事務室の中に未成年の女性を入れていたことが分かりました。

男性職員は「娘の宿題の面倒をみていた」と説明していますが、笛吹市消防本部は7日、この職員を当面の間自宅待機とすることを決めました。

笛吹市消防本部などによりますと、5日午後9時前笛吹市消防署西部出張所の所長が建物に来たところ、事務室に若い女性がいることに気付きました。

所長などが状況の確認をすると、勤務していた30代の男性主査が「未成年の娘から宿題をみて欲しいと相談を受けたため、事務室に入れて教えていた」と説明したということです。
所長などはその場ですぐに女性を帰しました。

事務室には救急記録や火災記録など個人情報が書かれた書類が置かれているため、市が定める規則で部外者の立ち入りを禁止しています。

この事態を受けて笛吹市消防本部は7日、緊急の幹部会議を開き勤務に支障がでる恐れがあるとして、当面の間この男性主査を自宅待機にしました。

男性主査は、UTYの取材に対し「事務室に娘を入れたのは今回が初めてで、部外者を入れることはダメだと認識はしていた、救急要請が入るなど業務に支障が出た際にはすぐ帰すつもりだった」と説明しました。

消防本部では8日以降も女性の身元など事実確認を続け、処分を含む適切な対応を検討するとしています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180507-00000001-utyv-l19