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■母子の半数 年収200万円未満

道は、道内の母子家庭や父子家庭を対象に、2017年8月に実施した生活実態調査の結果をまとめた。過去1年間に子どもを病院に受診させられなかったケースが3割近くに上り、主な理由は「仕事で時間がなかった」「お金がなかった」などだった。

ひとり親の支援策などに反映させるため、北大大学院教育学研究院に委託して実施した。児童扶養手当を受給するひとり親家庭4495世帯を抽出し、このうち母子家庭1904、父子家庭232、いずれか判別できなかった33の計2169世帯から回答を得た。

子どもを病院などで受診させたほうが良いと思いながら、受診させられなかった経験は、母子世帯で28・2%、父子世帯で25・6%。全世帯を対象に道と北大が16年に行った「子どもの生活実態調査」の17・8%を上回った。

受診させられなかった理由(複数回答)としては、「仕事で連れて行く時間がなかった」が最も多く、母子世帯58・9%、父子世帯62・2%。「お金がなかった」は母子世帯18・4%、父子世帯46・7%だった。

世帯収入なども調べ、母子世帯では年収200万円未満が半数以上を占めた。

5/8(火) 6:03
北海道新聞
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