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5月13日 7時22分
フランスのパリの路上で日本時間の13日朝、男が通りかかった人たちを刃物で次々と刺し、1人が死亡、4人がけがをしました。男は当時、アラビア語で「神は偉大なり」と叫んでいたということで、検察はテロの可能性もあるとみて捜査しています。

フランスのメディアによりますと、現地時間の12日午後9時ごろ、日本時間の13日午前4時ごろ、パリ中心部の観光名所オペラ座近くの路上で男が通りかかった人たちを刃物で次々と刺しました。

パリの警察によりますと、これまでに1人の死亡が確認されたほか4人がけがをしたということです。現場は日本料理店が多く集まっている地域で、当時は土曜日の夜ということもあって多くの人でにぎわっていたということです。

パリにある日本大使館は情報を収集していますが、今のところ日本人が巻き込まれたという情報は入っていないということです。

記者会見した地元の検察は、男が当時、アラビア語で「神は偉大なり」と叫んでいたことを明らかにしました。男は駆けつけた警察官に銃で撃たれて死亡し、検察はテロの可能性もあるとみて捜査しています。

フランスではことし3月、南部のカルカソンヌで過激派組織IS=イスラミックステートの兵士を名乗る男が銃で4人を殺害するテロ事件が起きています。