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【WHO:5.2 CANNABIDIOL(CBD):事前審査報告書】2017年11月10日

『概要』

CANNABIDIOL(CBD)は、大麻植物で見つかる自然に生じるカンナビノイドの1つである。
それはカンナビジオール酸性前駆体から脱炭酸の後、形成される炭素テルペンフェノール
化合物である。しかし、それは総合的に生み出されることもできる。

CBDは、実験的な状況下でテトラヒドロカンナビノール(THC)に変わることができる。
しかし、これは、CBD治療を受けている患者で、重要な影響を全く見出せない。
濫用責任の実験的モデルにおいて、CBDは条件つきの場所選択または脳内自己刺激に
ほとんど影響を及ぼさないように見える。

動物における薬剤選択実験において、典型的なCBDは、THCの代わりにならなかった。
人間において、CBDはいかなる濫用または依存可能性の影響を示さない。

現在、純粋なCBD製品(Epidiolex)は、第3相試験にあって、CBDはいくつかの
癲癇の臨床試験で効果的治療として示した。

CBDが他の複数の病状に効果的な処置であるという予備証拠もある。

・治療用途と治療用途の範囲と医療の疫学

【てんかん】

CBDの臨床的使用はてんかんの治療において最も進歩している。

臨床試験では、CBDは、現在、第III相試験中の1つの純粋なCBD製品(Epidiolex)を用いて、
複数のてんかんの有効な治療法として実証されている。

この目的のためのCBDの使用は、1970年代にさかのぼる数多くの動物実験に基づいている。
これらの研究は、多数の動物モデルにおいてカンナビジオールの抗発作活性を実証した。

この研究に基づいて、カンナビジオールはてんかん患者において臨床試験されている。

【その他の適応症】

CBDが他の多くの病状に対して有用な治療法となりうるという証拠がある。

しかし、この研究はてんかんの治療よりもかなり進歩が少ない。ほとんどの
適応症については、前臨床的証拠のみが存在するが、一部のものについては、
前臨床的証拠と限られた臨床的証拠の組み合わせがある。

CBDが評価された条件の範囲は、神経保護、抗てんかん、低酸素虚血、抗不安薬、
抗精神病薬、鎮痛薬、抗炎症薬、抗喘息薬、抗腫瘍薬として一貫性があり多様である。

CBDの様々な治療的適用の証拠は、ピサーニ(2017)らによって最近レビューされた表1を参照されたい。

調査されている別の可能な治療的適用は、薬物中毒を治療するためのCBDの使用である。
最近の体系的なレビューでは、CBDがオピオイド、コカイン、精神刺激薬依存症に対する
治療的特性を有する可能性があることを示唆する。

一部の予備的データによればヒトにおける大麻およびタバコ依存症に有益であることが
示唆されている。

しかし、CBDを潜在的な治療法として評価するためには、より多くの研究が必要である。

(以上、治療用途から抜粋引用、詳細はリンクサイトにて)