http://www.bbc.com/japanese/44104839

2018/05/14
マイク・ポンペオ米国務長官が13日、米民間企業による北朝鮮投資を認めるかもしれないと発言した。米フォックスニュースのインタビューで語った。北朝鮮の完全な非核化が条件になるという。

国務長官は、米投資家が北朝鮮のエネルギー供給網構築を支援できるかもしれないと述べた。
ポンペオ氏は先週、訪朝したばかり。来月12日には、ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党書記長の初会談がシンガポールで予定されている。

米政府は11日の時点で、北朝鮮の経済再建支援を申し出たと明らかにしていた。ポンペオ氏の今回の発言は、その内容をより詳しく明らかにしたもの。

ポンペオ氏は、「これは米国の納税者ではなく、米国の民間部門によるものだ。米国の民間部門が参入し、北朝鮮のエネルギー供給網構築を支援する。北朝鮮国民は膨大な量の電力を必要としている」と話した。
同氏はまた、北朝鮮国民が「肉を食べ、健康な生活を送れるよう」にするための農業投資も提案した。

ポンペオ氏はさらに、番組司会のクリス・ウォレス氏に対し、金氏は西側メディアを注視していると語った。
フォックスニュース・サンデーのツイッターアカウントは13日、「ポンペオ国務長官は北朝鮮訪問から帰国後初めてのインタビューで、クリス(・ウォレス氏)に対し、金正恩は『西側メディアを注視している。どこかでこの番組も観るだろう』と話した」と投稿した。

ポンペオ氏による突然の訪朝の間に、北朝鮮政府は拘束していた米国人3人を解放し、世界中のメディアをにぎわせた。
(英語記事 Pompeo on N Korea: US may allow private firms to invest)

平壌で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(右)と握手するマイク・ポンペオ米国務長官
https://ichef-1.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/7A1E/production/_101526213_kim.jpg

https://mobile.twitter.com/FoxNewsSunday/status/995657665421471745?ref_src=twsrc%5Etfw&;ref_url=http%3A%2F%2Fwww.bbc.com%2Fjapanese%2F44104839&tfw_creator=bbcnewsjapan&tfw_site=bbcnewsjapan