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5月15日 18時20分
15日の日本列島は、広く高気圧に覆われて晴れて気温が上がり、九州から関東にかけての各地で最高気温が30度以上の真夏日となりました。16日も東日本や東北を中心に厳しい暑さになる予想で、気象庁は熱中症に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、15日は高気圧に覆われてほぼ全国的に晴れ、各地で気温が上がりました。

日中の最高気温は、大分県日田市で32度4分、宮崎県都城市で32度3分、群馬県館林市で31度2分、京都市で30度4分と、全国80の地点で30度以上の真夏日になったほか、福井市で29度5分、東京の都心で28度4分、盛岡市で26度5分と、各地で平年を6度から7度上回り、7月上旬から下旬並みの暑さとなりました。

気象庁によりますと、16日も東日本や東北を中心に高気圧に覆われるため気温は上がり、最高気温は、福島市で33度、富山市と埼玉県熊谷市、それに長野県松本市で32度、金沢市と仙台市で30度と、15日以上に暑くなるところもあると予想されています。

また、高気圧の縁を回り込むように西から湿った空気が流れ込むため、日本海側を中心に15日よりも湿度が高く蒸し暑くなるところが多くなる見込みで、気象庁は熱中症に十分注意するよう呼びかけています。

冷感効果のスプレー アームカバーが人気

大阪市では、最高気温が30度近い暑さとなる中、アイスクリームや暑さ対策の雑貨などが人気を集めています。

大阪 道頓堀にあるアイスクリーム店は、液状のクリームを氷点下10度以下に冷やしたプレートの上にのせ、へらを使ってそぎ取ることでロール状のアイスを作っていて、見た目のユニークさなどから人気を集めています。15日は日中、女性を中心にアイスクリームを買い求める多くの客が訪れていました。

アイスを買った女性は、「インスタ映えするので買いに来ました。きょうは暑かったのでちょうどよかったです」と話していました。

一方、大阪・梅田の雑貨店では、早くも暑さ対策のグッズが並び始めています。このうち服に吹きつけると冷感効果が得られるスプレーは、去年は人気が出て売り切れてしまうこともあったため、ことしは数を増やして店頭に並べているということです。

また、紫外線対策のために、女性が腕につけることが多いアームカバーは、汗をかいても蒸れにくいということで、ヘンプという麻を使った商品に人気が出ています。

東急ハンズ梅田店の販売員は、「5月上旬から暑さ対策の特設コーナーを設けていますが、例年よりも問い合わせが多く関心が高いようです」と話していました。