http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3085099701.html

信号無視で事故の警察官に判決
06月01日 19時00分

信号無視をしたあと、別の場所で衝突事故を起こして2人にけがをさせたとして過失運転傷害の罪に問われている岐阜県警の警察官の裁判で、岐阜地方裁判所は「極めて危険な運転だ」などとして禁錮5か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

岐阜県警察本部の自動車警ら隊に所属していた犬飼嶺被告(36)は、去年12月、帰宅途中に本巣市の交差点で信号無視をしてパトカーに追跡され、逃走中に別の交差点で軽乗用車と衝突して、乗っていた2人に軽いけがをさせたとして過失運転傷害の罪に問われています。

1日の判決で、岐阜地方裁判所の佐藤由紀裁判官は「極めて危険で無謀な運転をみずから決断して行っていて責任は重大だ」として禁錮5か月の求刑に対し禁錮5か月、執行猶予3年を言い渡しました。

警察官など地方公務員が罪に問われ、執行猶予付きを含めて禁錮以上の刑が確定した場合、失職することになりますが、弁護士は「控訴も含めて本人とどうするか相談したい」としています。
一方、岐阜県警察本部監察課は「今回の事案を重く受け止め、再発防止を徹底していきたい」とコメントしています。