06月11日 17時40分
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180611/0012937.html

先月、千葉県柏市の倉庫に搬入されたコンテナの中から、毒を持つ外来種の「アカカミアリ」およそ100匹の死骸が見つかりました。
千葉県は、見慣れないアリを見つけた場合は触らずに、すぐに連絡するよう注意を呼びかけています。

千葉県によりますと先月30日、柏市にある物流倉庫でコンテナの中に入っていた食品の缶の外側におよそ100匹のアリの死骸が付着しているのが見つかり、毒を持つ外来種の「アカカミアリ」と確認されました。
このコンテナは、先月台湾の高雄港から船で運ばれ、東京・江東区の青海ふ頭に陸揚げされた後、柏市の物流倉庫に陸路で運ばれていました。
千葉県が倉庫の周辺を調査したところ、これまでにほかの死骸や生きているアリは確認されていないということです。
アカカミアリは、アメリカ南部から中米が原産地で熱帯や亜熱帯に広く定着し、毒針で刺されると激しい痛みを感じるということです。
千葉県内で確認されたのは今回が初めてだということで、千葉県は、見慣れないアリを見つけた場合は触らずに、県や環境省などにすぐに連絡するよう注意を呼びかけています。