アニサキス急増で立ち入り調査へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180613/6050001416.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

激しい腹痛などの症状が出るアニサキスによる食中毒が県内で急増する中、
福島県は対策を探るため、去年以降食中毒を起こした店を対象に立ち入り調査を行う方針を固めました。

「アニサキス」は体長2センチほどの白い糸のような寄生虫でカツオやイカなどに寄生し、
ヒトの体内に入ると胃や腸の激しい痛みが数日間続きます。
福島県によりますと、ことしに入っての県内のアニサキスによる食中毒の患者数は全国で最も多い
26人にのぼり、6月中旬の段階で、過去最悪だった去年1年間の患者数11人の2.4倍となっています。

こうした中、福島県は保健所の食品衛生監視員による立ち入り調査を、初めて行う方針を固めました。
調査の対象は、去年とことしにアニサキスによる食中毒を起こした県内の飲食店や小売店のうち、
市が保健所を持つ中核市以外のおよそ20店舗です。
県は来月にも調査を始め、食中毒を起こした際の仕入れや保存、販売の状況を調べることにしています。

また県は、食中毒を起こしていない店からも対策を聞き取って
原因や傾向を分析し、効果的な対策をまとめるとしています。

ことし発生したアニサキスの食中毒の9割以上がカツオの刺身を食べたことが原因だとみられ、
県食品生活衛生課は「カツオの消費量が多い秋までに結果をとりまとめ、注意喚起につなげたい」
としています。

06/13 09:49