カムコン・オートのIVA(インテリジェント・バルブ・アクチュエイション)システム
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この10数年間、徐々に厳しくなる燃費規制や排気ガス規制に適合すべく、世界のカーメーカーはエンジンを小型化し、よりクリーンで効率的な駆動系の実現を目指し、ハイブリッド・ユニットやターチャージャーを搭載するようになっていた。

そして現在、たとえばトヨタの大型車ラインナップの半数は、ハイブリッドかPHEV、または燃料電池車と電動化されてきたし、日産もeパワー・プログラムを組んで電動化を推進している。一方マツダは、もっとクリーンで低燃費な内燃エンジンはまだまだ開発の余地があるとの信念で、統合的なスカイアクティブ・テクノロジーを展開している。

そんな中、地球の反対側の会社が開発した画期的なエンジン技術は、この問題のひとつの解決手段と言えるかもしれない。

ディーゼルの不正問題が広がる中、とある英国の会社が開発した画期的なエンジン技術は、この問題のひとつの解決手段と言えるかもしれない。

イギリスのスタートアップのテクノロジー企業、カムコン・オートは、現在のガソリン・エンジンは大幅な改良が可能だと証明している。同社のリーミングトン・スパ工場が開発したIVA(インテリジェント・バルブ・アクチュエイション)システムは、ディーゼルの低燃費と、ガソリンエンジンの高い性能、低い排気ガスを同時に提供する技術。つまり、ディーゼルとガソリンの一番美味しいところを見事に調和させているのだ。

このIVAは、7年の歳月をかけて開発され、現在ジャガー・ランドローバー社の技術提供を受けながら、プロトタイプを使って公道テストを行っている。

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2018/06/17 12:45
forbesjapan
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