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臨床試験データでは、末期がん患者の96%が医療大麻で「自身の症状が改善した」と報告している。

日本における2016年のがん罹患者は101万2000例、がんでの死亡は37万4000人。
医療大麻の適応症を末期がんに広げると、約40万人の患者が医療大麻の恩恵を受けられる。

臨床試験:がん患者による安全かつ有効な大麻の使用
http://mjnewsnetwork.com/medical/clinical-trial-use-of-herbal-cannabis-safe-and-effective-in-cancer-patients/

欧州内科医学ジャーナル誌で発表された臨床データによると、大麻の使用は
がん患者の主観的な症状改善と関連付けられている。

イスラエルの研究者は、6ヵ月間にわたり、1,200人のがん患者群に対する大麻の
安全性と有効性の評価を行った。患者の96%が「自身の症状が改善した」と報告している。

調査された患者の平均年齢は59.5±16.3歳で、54.6%が女性、乳がん(20.7%)、
肺がん(13.6%)、膵臓がん(8.1%)、結腸直腸がん(7.9%)で、ステージ4にある
患者は51.2%であった。

症状の改善には、吐き気および嘔吐の緩和(91%)、睡眠の改善(86%)、不安の軽減(84%)、
痛みの軽減(50%超)が含まれる。

回答者の半数近くが、治療期間中にオピオイドの使用が減った、または使用しなかったと報告している。

著者は「がん患者に対する対症療法としての大麻は、患者が悪性腫瘍関連の症状に
対処するための十分に許容できる有効かつ安全な選択肢であると考えらる」と結論付けている。