https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180621/k10011488881000.html

ブロック塀をスチール製フェンスに 名古屋市が取り組み
2018年6月21日 13時52分

大阪・高槻市の小学校で、地震で倒れたブロック塀の下敷きになり、女子児童が亡くなったことを受け、各地でブロック塀の点検が行われていますが、名古屋市では、老朽化したブロック塀に代わって、軽量のスチール製のフェンスを整備する取り組みが進められています。

今月18日の地震の影響で、大阪・高槻市では、小学校のプールの周りにあるブロック塀が倒れて、4年生の女子児童が下敷きになって死亡しました。

これを受け、全国各地でブロック塀の緊急点検が進められていますが、名古屋市では、老朽化したブロック塀の代わりに「目隠しフェンス」と呼ばれるスチール製のフェンスの整備を進めています。

このうち名古屋市北区の六郷小学校に設置されたフェンスは、スチール製の板を組み合わせた厚さ2センチほどのもので、市によりますと、軽くて倒れにくいうえ、設置費用もブロック塀より安いということです。

名古屋市教育委員会学校整備課の山中隆弘課長は、「子どもたちのプライバシーを保護しつつ、安全を確保している。地震に強いものになっていると思う」と話していました。