◆「EU車に20%関税課す」 貿易摩擦深刻化の恐れ

アメリカのトランプ大統領は、EU(ヨーロッパ連合)がアメリカの製品に課す関税などが撤廃されなければ、EUから輸入する自動車に20%の関税を課す考えを表明しました。
トランプ大統領は、ツイッターに「EUがアメリカに課している関税や障壁がすぐに撤廃されなければ、EUから輸入する車に20%の関税を課す。アメリカで車を組み立てろ」と投稿しました。

EUはアメリカによる鉄鋼やアルミ製品への関税に対する報復措置として、アメリカのウイスキーやオートバイなどへの関税を発表していて、貿易摩擦がさらに激しくなる恐れがあります。
双方の車への関税を巡っては、アメリカが輸入するEUの車には2.5%の関税がかけられる一方、EUが輸入するアメリカの車には10%の関税がかけられることになっていて、トランプ大統領は不満を示していました。
さらに、アメリカ政府は他の国からの車の輸入制限を実施するかどうか検討していて、結果次第では日本のメーカーにも影響の出る恐れがあります。

テレ朝NEWS 2018/06/23 11:46
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000130218.html