【バンコク時事】
少年ら13人が行方不明となっていたタイ北部チェンライ県の国立公園にある洞窟について、新たな名所として観光客誘致の呼び水となることに期待が高まっている。
ナロンサク県知事は4日、記者団に「将来は多くの人が行きたいと考える観光地になるだろう」と語った。

知事は、観光客が洞窟のどこまで入れるようにするかは「公園当局が決める」と説明した。
洞窟は雨期には水が大量に流れ込み、今回のような問題が再発する危険がある。公園当局者は「景観を整え、避難体制を充実させる計画がある」と観光開発に意欲を示した。
プラユット暫定首相は3日、救助作業のための機材設置や排水で洞窟周辺の自然環境に影響が出たことに触れ、「13人を救出した後の原状回復が重要」と強調。
「国内外に広く知られた洞窟は大事な観光資源。安全性を高めなければならない」と指摘した。


4日、タイ北部チェンライ県で記者会見するナロンサク県知事(中央)(AFP時事)
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2018/07/04-17:22
時事ドットコム
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