今回のことで、ダムの制御は自動車の運転制御よりも判断が難しいということがわかる。
豪雨になったら自動車の場合、ブレーキをかけて止まる、車から出て避難する、などとりあえず、みずから止まることができるわけだが、ダムの場合は逆で、能動的に自然に逆らって制御しなくてはならないから判断が難しい。
全てがコンピュータによって制御されているのならまだしも、人間が今回の天候のような難しい判断を的確にマニュアルでおこなわなければならない。
これでは、危険すぎる。

しかも、問題は他にもあって下流の治水が十分ではなかったわけだ。

車の運転に照らしあわれば通行不可の場所に向かって一か八か高速で走って避難するようなもの。