◆露連邦保安庁、ヒグマを戦略的資源とすることを提案

ロシア連邦保安局は、ロシア国内に生息するヒグマとツキノワグマ、そしてシベリアムスク鹿の個体群を戦略的に重要な資源と認定するための政令案を準備した。
草案の説明によれば、絶滅危惧種であるこれらの動物たちは、国外の非合法市場で極めて大きな需要があるため、法的保護を行うための特別措置の制定が求められている。

今年3月、最高検察庁は、過去2年間でロシア国内のヒグマの個体数は36%、約14万3千頭も減少したと発表した。
ヒグマが減少する理由の一つとして、当局は密猟を指摘している。
最高検察庁は6月、ロシア国内の絶滅危惧種をまとめたレッドリストに、すべての種類のヒグマを追加するよう指示した。

法律によると、ロシアで密輸をした場合、最長12年の懲役及び最高で100万ルーブルの罰金が科される。
密猟の場合は、最大で50万ルーブルの罰金または懲役2年となっている。

スプートニク日本 2018年07月22日 21:00
https://jp.sputniknews.com/russia/201807225148761/