◆トヨタ 東京五輪に3000台の公式車両 自動運転も

トヨタ自動車は23日、2020年の東京五輪・パラリンピックの支援に向けた活動内容を発表した。
障害者を含めた移動、燃料電池バスなど水素エネルギーの活用、トヨタ生産方式のノウハウを生かした効率的な輸送の3つが柱。
臨海部などで「レベル4(特定の場所での完全自動化運転)」の自動運転の実験にも取り組む。

選手やスタッフを運ぶ自動運転の電気自動車(EV)を運行したり、乗員の感情を認識する人工知能(AI)の搭載車のデモ走行をしたりする。
警備などのスタッフ用小型EVも用意し、燃料電池車(FCV)も含めて計3000台以上の大会公式車両を提供する。

レベル4の実証実験の車両や道路は未定だ。
豊田章男社長は「移動が挑戦するための障害ではなく、夢をかなえるための可能性になってほしい。課題に正面から向き合う」とコメントした。

日本経済新聞 2018/7/23 18:34
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33290860T20C18A7916M00/