https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180728/k10011552851000.html

ヨーロッパを中心に、世界各地から将棋の愛好家が集まって腕前を競う大会が、ドイツで始まりました。

この大会は、ヨーロッパ将棋協会が毎年開いているもので、34回目となることしは、開催地のドイツの首都ベルリンに、
ヨーロッパを中心に世界18か国からおよそ130人が集まりました。

会場では、参加者たちが真剣な表情で将棋盤を見つめながら慎重に駒を進めていました。
また、日本から訪れたプロの棋士が指し手を解説する「大盤解説」も行われ、参加者たちが熱心に聞き入っていました。

ヨーロッパ将棋協会に登録している人の数は、現在およそ1500人で、インターネット上で手軽に将棋の対局を
楽しめるようになったことなどから、この10年で倍に増えているということです。

2年前に将棋を始めたというチェコの男性は「将棋はチェスより複雑で、相手から駒をとって
それを再利用できるところがおもしろいです」と話していました。

また、大会を楽しみにしていたという地元ベルリンの男性は「人と向き合って将棋をすると、
一緒に話して分析することもでき、インターネットでの対局とは全然違います」と話していました。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180728/K10011552851_1807280706_1807280733_01_02.jpg