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神戸・三宮センター街のジュンク堂書店三宮店が8月、リニューアルする。大規模改装は11年ぶり。
児童書や学習参考書を強化する一方、約60万冊の品ぞろえは維持しつつ、売り場(1〜5階)のうち1階を閉鎖する。

改装の目玉は、児童書コーナー。4階の料理教室跡に11日から売り場を移し、大幅に拡充する。
子ども用のテーブルやいすを置き、ゆったり過ごせる売り場とする。本を手に取りやすいように本棚の高さを低くするほか、
通路幅を広げてベビーカー利用者らの利便性も高める。

また4日からは、すべての売り場で話題の本やおすすめの本を来店客に分かりやすく伝えようと、表紙を見せて並べる
「平積み」コーナーを増やす。商品棚の配置も見直し、関連する分野の書籍を集めた売り場に再編する。
これに伴い、雑誌売り場だったセンター街に面した1階は、7月31日の営業をもって閉鎖し、2階以上に集約する。

同店は1976年、ジュンク堂1号店として開店した。当初、地下のみで営業していたが、1〜4階に移転。
さらに07年、同じビル5階にあった映画館跡にも売り場を設けた。

今回の改装で売り場面積は300平方メートル近く減り、約4500平方メートルとなるが、県内9店のうち、引き続き最大店という。
改装中も営業は続ける。朝野道則店長は「女性や子ども連れの来店客を増やしたい」と話している。