泡盛低迷、千鳥足 飲まぬ若者、出荷量13年連続減 期限迫る酒税軽減…政治問題に
毎日新聞2018年8月10日 西部夕刊

オッショイ!九州

 今春、沖縄県・宮古島の泡盛酒造所「千代泉酒造所」が廃業した。県酒造組合によると、
泡盛酒造所の廃業は1988年以来30年ぶり。若者のアルコール離れや酒の好みの
多様化で泡盛の出荷量は13年連続で減少しており、赤字経営の酒造所は3割を超える。
来年5月には沖縄だけに適用されている酒税の軽減措置の期限も迫り、泡盛を取り巻く
環境は厳しさを増している。【比嘉洋、宮城裕也】

 「古里の泡盛がなくなるのは寂しいね」。6月のある夜、北九州市門司区の沖縄料理店
「一花でいご」。宮古…

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https://mainichi.jp/articles/20180810/ddg/001/020/002000c