https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180818/k10011581031000.html

1人暮らしをしている男性の高齢者のうち、人との会話が2週間で1回以下という人が
7人に1人にのぼることが国の研究所の調査でわかりました。

国立社会保障・人口問題研究所は去年7月、全国のおよそ1万世帯とその世帯で暮らす
個人を対象に、地域の人とのつながりなどについてアンケート調査を行いました。

このうち、ふだんどの程度人と会話をするか尋ねる質問で、「2週間に1回以下」と回答した人は全体の2%でした。

ところが、65歳以上の高齢者で1人暮らしをしている男性に限ると、15%、およそ7人に1人に上りました。

一方、同じ高齢者の1人暮らしでも女性では5%でした。

さらに、1人暮らしの高齢者で、「日頃の簡単な手助けを頼れる人がいない」と回答した人も男性で30%、
女性で9%と男女で開きがありました。

国立社会保障・人口問題研究所は「女性に比べ男性が社会的に孤立している状況が明らかになった。
孤立が続けば、介護などの公的な支援や周囲からのサポートにつながらないおそれがある」と話しています。