オオサンショウウオ 巣穴に被害

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/20180820/4000002094.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

先月の西日本豪雨のあと、国の特別天然記念物、「オオサンショウウオ」の生息地の1つ、
東広島市の川では、産卵用の巣穴が土砂で埋まるなどの被害を受けていることが分かりました。

「オオサンショウウオ」は中国地方など西日本で生息が確認されている世界最大級の両生類で、
国の特別天然記念物に昭和27年に指定されたあと、河川の開発などで数が減り
12年前に絶滅危惧種にも指定されました。

先月の豪雨のあと、「オオサンショウウオ」の保護などに取り組んでいる広島大学総合博物館の
清水則雄准教授は生息地の1つ、東広島市の椋梨川の状況を調べました。
その結果、上流の産卵用の巣穴が土砂で埋まっていたほか、外敵から隠れるための「よし原」が
1キロ以上にわたって流失し、上流に移動できるよう人工的に設けたスロープも流されていました。

また、6匹の「オオサンショウウオ」が高さ1メートルほどのせきを乗り越えて
最大で数百メートルほど下流に流され、自力では上流に移動できないということです。

清水准教授は、「『オオサンショウウオ』はもともと数が少なく非常に危機的な状況だ。
すぐに実態を把握し対策をとらなければならない」
と話しています。

08/20 08:11