電気自動車(EV)向け急速充電器をめぐり、日本と中国の業界団体が28日、次世代規格を統一する覚書を交わした。
世界最大の自動車市場である中国ではEVの普及に伴い、充電器の設置が進んでいる。両団体は日中規格の世界標準化に向け、他国に参加を促す。

覚書を交わしたのは、日本規格を策定する「チャデモ協議会」と、中国の「中国電力企業連合会」。
同日に北京市内で式典が開かれ、チャデモの志賀俊之会長(日産自動車取締役)は「両国の協力関係が世界におけるリーダーシップにつながっていくことを期待している」とあいさつした。
急速充電器の規格には日本のチャデモ以外に、中国のGB/T、欧米のコンボなどがある。
関係者によると、世界標準を狙う欧州勢も中国と組むことを目指したが、中国は「技術的に信頼できるのは日本」と判断。日本との規格統一を決めた。

2018/08/28-19:46 時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018082801108