(CNN) メキシコ南部の海岸付近で、絶滅の危機にあるヒメウミガメ300匹の死骸(しがい)が漂流しているのが見つかった。

環境保護当局が28日に発表したところによると、ウミガメは漁業用の網に引っ掛かって死んだとみられ、多くが腐敗していた。この海域では使用が禁止されている網だという。

同国の環境保護連邦検察庁(PROFEPA)などが、ウミガメを死なせた責任者を見つけようと捜査している。

現場は観光客でにぎわうオアハカ州のビーチ、プエルト・エスコンディードの南東数キロの沖合。PROFEPAによると、ウミガメは死んでから1週間以上にわたって漂流していたとみられる。映像からは、死骸の一部が腐敗し、甲羅も割れ初めていた様子がうかがえる。

死骸はすでに回収し、土に埋めて処分したという。

メキシコ当局や米内務省の魚類野生生物局によると、ヒメウミガメは絶滅の危機に直面している。漁業用の網を含めた人間の活動が、減少の主な原因になっている。

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CNN
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