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 大阪市は梅田やミナミに比べて賑わいが少ない新大阪駅の周辺を西日本の玄関口にふさわしい街へ再開発する検討を始めました。これまで街づくりの足かせとなってきたビルの高さ規制の緩和などを国に働き掛けていくということです。

 大阪・梅田から北に3キロほど離れた場所にある新大阪駅。新幹線や在来線、地下鉄が行き交う関西の玄関口ですが、駅周辺に大型の商業施設はなく人通りは決して多くありません。オフィスやホテルはあるものの、賑わいにあふれた街という印象はあまりないようです。

 「ちょっと出かけて買い物しようか、何か食べようかというときに、新大阪に行こうとは思わない。どうしても梅田とか」(男性)

 「新幹線を降りてすぐ地下鉄やJRで移動しちゃうんで、新大阪周辺で何かしようという感覚はない」(男性)

 街としてはイマイチ存在感が薄い新大阪ですが、新大阪駅には今後、おおさか東線やなにわ筋線、阪急新大阪連絡線、リニア中央新幹線に北陸新幹線と様々な路線が乗り入れる構想があり、さらに利用者が増えることは確実な状況です。

 そこで大阪市は新大阪駅の周辺を西日本の玄関口にふさわしい街として、再開発する検討を始めました。国が特に力を入れる再開発エリアの候補となったことを受け、新大阪を梅田のような賑わいに溢れた街に変えていこうというのです。

 「新大阪エリアというのは非常に(発展の)可能性が高いエリア。新大阪の街づくりは非常に重要になってくる」(大阪市 吉村洋文市長)

 しかし、そこには高い壁がありました。

 「こちらのビルが新大阪エリアで一番高いビルなのですが、それでも101メートルしかありません」(入口茉莉記者リポート)

 上空から見ても…200メートル近い超高層ビルが建ち並ぶ梅田エリアに比べ、淀川の反対側にある新大阪エリアにそこまで高い建物はありません。

 その理由が飛行機です。新大阪エリアは伊丹空港に着陸する飛行機の通り道となっています。通り道にあたるエリアには厳しい建物の高さ規制がありますが、新大阪駅の周辺はまさにそのど真ん中。空港にも近いことから、これまで高さ100メートルほどのビルしか建てることができませんでした。大阪市はこの高さ規制を緩和してもらうことで、古いビルの建て替えなどが進むことを期待しています。

 「国に対してさまざまな働きかけをしていきたい。街がどうあるべきか策定して、そのために必要なあらゆる措置を国にお願いしていく」(大阪市 吉村洋文市長)

 将来の新大阪は今より高いビルが建ち並ぶ、より賑やかなエリアとなるのか。大阪市はすでに規制緩和が行われている「うめきた」なども参考に、国への働きかけを進める方針です。

毎日放送 2018/08/30 19:38
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★1:2018/08/31(金) 00:56:32.56
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