伝統の雨乞い「綾子踊」奉納

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20180902/8030001951.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統の雨乞いの踊り、「綾子踊」が、香川県まんのう町で行われました。

まんのう町に伝わる「綾子踊」は、この地区が大干ばつに見舞われた際、弘法大師の教えに従って
「綾」という名の女性や村人たちが雨乞いの踊りを踊ったところ、
滝のような雨が降ったことが始まりと伝えられ、2年に1度地区の神社に奉納されています。

この祭りでは伝統的に男の子が「綾」にふんして踊ることになっています。
2日は午前中から地域の大人たちの太鼓や歌にあわせて、着物や花笠を身に着けて
あでやかに女装した小中学生の男の子を中心に、男の踊り子たちが優雅な踊りを披露しました。

2日は踊りが終わったあとも強い日ざしが照りつけたままで、先頭に立って踊った50代の男性は
「雨をいただけるように空に願いをかけて踊りましたが、まだまだ踊りの修行が足りません」
と話していました。

文化庁によりますと、この「綾子踊」は平成21年に世界各地の優れた伝統文化の保護を目指す
ユネスコの無形文化遺産に提案されたもののまだ審査がされていないということで、
国は再び提案をする方向で審議を進めているということです。

09/02 16:49