今回の地震を受けて、午後6時すぎから総理大臣官邸で2回目の政府の関係閣僚会議が開かれ、安倍総理大臣は、北海道内の停電の復旧作業を夜を徹して行い、7日の朝までに北海道全体の3分の1にあたる100万世帯への電力の供給再開を目指す考えを示しました。

この中で安倍総理大臣は「これまでに9人の方が亡くなられ、厚真町を中心に安否不明者が多数に上っているほか、多数の家屋倒壊や土砂崩れを確認している。お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災されたすべての方々に心よりお見舞いを申し上げます」と述べました。
そのうえで、北海道内で発生している停電について「札幌市の一部など30万戸への送電を再開しており、本日も夜を徹して作業を進め、明朝までに全体の3分の1にあたる100万世帯を超える供給再開を目指す。
一人でも多くの皆さんに電気をお届けするため、供給が再開したエリアでは節電をお願いします」と述べました。

そして関係閣僚に対し、人命第一の方針のもと、被災者の救命救助や食料生活物資の確保、ライフラインの復旧にあらゆる手を尽くすよう指示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180906/k10011614461000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_005